プログラミングで世界を変える

ゲームプログラミングと技術のこと

【イベントレポート】CEDEC2018に3日間 参加してきました。

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あまり盛れてないトップ画

はじめに

CEDEC2018に行ってきました。 今年は20回目となる節目の年で、任天堂の宮本さんによる基調講演などがありました。 テーマは『空想は現実になる』ということで、VRやVTuber、AI系のセッションが注目されていた気がします。

この記事では、聴講した各セッションの感想をまとめたいと思います。 VRやインディーゲーム、描画系に興味がある人には役に立つと思うので、ぜひ参考にしてみてください。

基本的に感想は全部ツイートしたので、ツイートの埋め込みメインです。

レギュレーセッション/ショートセッション

「どこから作ればいいんだろう?から10年」

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5b1e23aaede0a

任天堂の宮本さんによる基調講演です。

当日ギリギリに行ったら大人気につき満席だったので、タイムシフトにて観ました。

本当にこれはエモいセッションでよかったです。

明快で軽快なUI 『Nintendo Switch 本体機能』の制作事例

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5abdde297aa0e

このセッションだけでも来た価値ありました。あとでブースで開発中のバージョンと製品版を触らせてもらったのですが、改めて触りごこちが上がっていることを感じました。

ファミ通さんのレポート貼っておくのでぜひ見てみてください。

www.famitsu.com

Vtuberのビジネスの最新動向と必要とされる技術について

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5b274a5c7b87d

会社の後輩の岩崎くんが急遽登壇してました。

他に見たいセッションがあり、泣く泣く途中抜け

おうちでVRライブ体験~バーチャルライブプラットフォーム「INSPIX」のこれまでと今後

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5af50eba062e6

前から楽しみにしてたセッション。

えのぐというのは少し前にリアルタイムのVRライブをしたということで話題になっていたVRアイドル。パノラさんの記事から熱気が伝わって来ます。

panora.tokyo

さっそくテンションが上がる。今回はえのぐライブの話が中心でした。

トラッキングはViveやNeuronも検討した結果、光学式を採用したとのこと。

えのぐライブではコントローラーを使ってサイリウムを振れる。

ちなみにこれのこと

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引用元: 電撃 - 【CEDEC2015】原田Pらが語る『サマーレッスン』開発秘話。日本のVRコンテンツが抱える問題と可能性

ハシラスが考えるこれからのVR

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5b459e4d64931

ロケーションVR作るの楽しいですよね

最近は協力や対戦型の需要が高く、ネットゲーム開発としての側面が大きいとのこと。

VIVE関連製品の中~上級者向け利用方法(2018年版)

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5af8f05605ef8

セッションは直接みてないのですが、MoguraVRさんの記事で読みました。

www.moguravr.com

Vive使っている人は一読しておくとよさそう。

VRにおけるディープラーニング利用: 手の位置のみの簡易なモーションキャプチャのリアリティを向上する研究 - CEDEC2018

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5abe0729880fd

若手必見!知らないと恥ずかしい、ゲーム業界におけるOSSライセンス違反の対策

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5ab9e42e7e8a2

どういうところにライセンス違反の可能性が潜んでいるという問題を知ることができて、とてもよかったです。 ソフトウェア開発者全員に求められるリテラシだと思うけど、正直全然認識してない人が多そう…。

バンダイナムコスタジオによるキャラクターライブへの挑戦

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5af2d94603408

冒頭でEGOISTというバーチャルアーティスト?のライブ動画が流れました。これかな?

www.youtube.com

はじめに簡単な背景やシステムの説明があったのち、会場内の人とアクターさんとのリアルタイムのやりとりをするパートが。

セッション後の見学会と質疑応答

大量の経験に基づいたすごい知見がたくさんありました。

ワンランク上のゲームデザイン・レベルデザイン・UIデザインを考える 「コンテキスト」「コンフリクト」「コントラスト」デザイン

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5ac06de06756a

大野さんのCEDEC2016のコントラストの話も面白いので、こちらも興味があれば見てみてください。

jp.gamesindustry.biz

ゲームUIラウンドテーブル

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5abe0fce7e895

UIデザイナの方が多く直接的に活用できそうな内容は少なかったですが、各社どう工夫しているのかを知ることができてよかったです。

3D オーディオによるプレイヤー体験の拡張:イマーシブな音場表現の制作 ( Extending the Player Experience with 3D Audio: Creating Immersive Soundscapes)

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5b3580b909c14

PSプラットフォームでこんなに音に力をいれていることは知らなかったので面白かったです。

ゲーム開発マニアックス「リアルタイムレイトレーシング時代のゲームグラフィックスを考える」

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5ab9daf22b4a1

正直何も分からなかったです

開発計画に役に立つUnityロードマップ

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5b023fc8d99c6

gamesindustryさんの記事で見ました。

jp.gamesindustry.biz

e-sportsでなにかをしたい人たちへ

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5b0537275b632

熱量が伝わるエモいやつです。よかったです。

1万人規模音楽ライブからトークイベントまで、バーチャルキャラクターをリアルイベントへ召喚する技術

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5ab9e3f1f00f1

あまり深い話への言及はなかったんですけど、関連技術を改めて俯瞰できました。

メディアが語るインディーゲームPR術 「つくって半分、知ってもらって半分」

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5ab094ba59806

メディアの方の話を普段直接的な言葉として聞くことはなかったので、かなり新鮮でした。

「モンスターハンター:ワールド」世界観構築とデザインの関係性

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5abe2eb1e0ebc

// あとで記事を見る

「モンスターハンター:ワールド」飛躍を支えた3つの開発改革

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5abfd4e6d08fb

VR/AR/MRの融合:高実在感コンテンツの未来

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5abda9e24f2b1

ゲーム製作20年の進化とこれから

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5ad98296620da

昔からやってる人の立場から、業界が変わっていくときの空気感を話されていて面白かったです。

インタラクティブセッション

手の感触のデバイスを用いた手を繋ぐ体験のできるVRゲーム

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5a9faec34e35a

ハプティクス関係

HapBelt: ベルト巻取り機構を用いた広帯域振動及び力覚提示装置 セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5ac0ca8f61f7e

ネックレス型力触覚デバイスHapbeatを用いた、首への力触覚提示によるゲームの臨場感向上手法の提案 セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5ab74b5fe7c31

Spin&Roll: 凸回転体インタフェースを用いたアミューズメントシステム

セッションページ: https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5abf9f2c0ad17

その他

Vive Focus

もうすぐ日本でも発表するっぽいです。僕は買います。

デベロッパーナイト

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高校2年生の時に送った不躾なFBメッセージ残ってた。この頃はゲーム業界入るなんて思ってもなかったなぁ。

ユニティテクノロジーズジャパン

すごい快適でした、ありがとうございました!

アセットストアのアセットを使って10分でVTuberになろう!

Oink Gamesさん

どこかでみた思ったら、QiitaのUnityタグでOrganizationランキングに乗っている会社ですね qiita.com

現地参戦の是非

CEDECで見るべきセッションとは

講演カレンダー作ってました

解説記事も書きました。

qiita.com

まとめ

実際に見たやつと、タイムシフトと、記事だけ見たやつが混ざってますが、合計20セッション近くみることができました。こうして振り返ってみるとかなり色々な知見を得ることができたように思います。

来年こそは公募で何かしら発表できるように頑張っていきたいです。