プログラミングで世界を変える

ゲームプログラミングと技術のこと

#技術書典6 でメ社xRチームによる合同誌『ぷれぜんすっ!』を頒布します。各章の概要やDLカードの紹介など。

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2019.04.26追記

Boothでの販売を開始しました。

nkjzm.booth.pm

TL; DR

  1. 04/14(日)開催の技術書典6@池袋で合同誌を頒布する(ブース: け64)
  2. メ社xRチームによる全7章172ページの豪華描き下ろし
  3. 物理本(pdf付き) & オリジナルDLカードをそれぞれ1,000円で販売

はじめに

04/14(日)開催の技術書典6で技術書を頒布します。 メ社xRチームの有志7名が書いた全172ページの大ボリュームで破格の1,000円なので、是非買ってください! という記事です。*1

このチームで本を出すのは今回初めての試みだったのですが、出来上がりはきちんと自信を持ってオススメできるモノとなりました。この記事では「1. どんな内容なのか」「2. どんな形態で販売するのか」を紹介していこうと思います。

1. どんな内容なのか

メ社xRチームはそれぞれが得意な領域を持つメンバーで構成されています。そのため各々が興味を持つ内容を詰め込んだTIPS集になっています。初心者向けの記事からゴリゴリの開発系の知見まで含まれていますので、xRに興味がある人ならどなたでも楽しんでいただけると思います。

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各章の内容について、簡単に紹介していこうと思います。

(1)Mozilla Hubsではじめるお手軽ソーシャルWebVR生活

元々Web系のバックグラウンドを持つ@ikkouさんによるオススメのWebVRサービス紹介です。Mozilla Hubsの使い方から何が出来るかなどが詳細に説明されています。

(2)UE4によるMagic Leap One開発手引き書

[@nakatarotaro]https://twitter.com/nakatarotaroさんによるUE4 x Magic Leap開発のGetting Startedな章です。Magic Leapは今の所日本で販売されていないこともあり、日本語での情報はかなり貴重だと思います。丁寧にスクショ付きで説明されており、ハンドジェスチャーやモーションコントローラーの使い方にも触れられています。

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(3)話題のAR表現を姿勢推定で実現するためのiOSアプリ開発手引き

ARでお馴染み@ash_yanagisawaさんによる章では、以下の動画のようなかっこいいAR表現を実現するためにiOSのCoreMLを使った方法が紹介されています。本章で紹介されているサンプルプロジェクトはGitHubで公開されるのですぐに手元で再現することも出来そうです。

(4)今日から始めるLooking Glass

僕(@nkjzmが書いた章です。最近お熱のLooking Glassについての入門記事を書きました。

入稿の直前にSDKの見逃せないアップデートが入るなど、一時はどうなることかと思いましたがなんとか書ききりました。

Twitterでちょっとバズった透過Looking Glassの作り方なども紹介しています。

また、当日は会場に実際のLooking Glassを持ち込もうと思っていますので、ぜひぜひお気軽にお立ち寄りください。出来ればPCのバッテリーが切れるまでにお越しください。

(5)RealSense深度センサーをAndroidなUnityから使う方法

続いて@gravitinoから利用するためには更にもうひと手間必要です。パッと聞く印象よりも面倒なことが分かると思います。

こういう話は技術領域が複数にまたがっているのでいざ自分でやろうと思うと結構ハマりがちだと思いますが、ちゃんと前提から手順までが丁寧に紹介されている点がこの章のおすすめポイントです。しかもソースコード付きです。興味がある人はぜひ見てみてください。

(6)Marvelous DesignerでVRoidの服を作る

はいえろ(@omeme_1231)さんによるVRoid x Marvelous Designerのお話です。VRoidはpixivさんが出している3Dアバター作成アプリで、Marvelous Designerは3Dのクロスシミュレーション付きの衣類を作成出来るアプリです。どちらも強力なアプリですが、組み合わせてもっとリッチ表現をしよう、みたいな話です。

studio.vroid.com

www.marvelousdesigner.com

本書最多のページ数を誇る章で、画像の数が半端なく多いです。大部分がMarvelous Designerの話なんですけど、普通にMarvelous Designerの入門書として最適っぽい雰囲気を感じました。「〇〇をクリック!」みたいなレベルで書いてあるので、その通りにポチポチやればちゃんとできそう感があります。多分オススメです。

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(7)Magic Leap Remote 入門

何故か再びMagic Leapの話です。実質Magic Leap本ですね…。今度は@liketableteninuによる章になっています。

先程Magic Leapは日本で売られていないと言いましたが、この章はMagic Leapのエミュレーターを使った開発方法の入門記事になっています。流石に実機さながらとはいかないようですが、大部分の機能は動かせるようなので開発が可能みたいです。僕の記憶が確かなら、発売前にこれで開発して公式で紹介されていた日本人の方が居た気がします。

Magic LeapはMRのミライを実現する鍵となりそうな素晴らしいデバイスですが、「実機がなくても開発できるんや!!」というエモい章になってます。Magic Leapに興味がある人は是非手にとってみてください!

2. どんな形態で販売するのか

物理本とDLカードの2形態で販売します。物理本にはPDFのダウンロードリンク付きなのでお得です。ただしかわいいデザイン付きDLカードは、DLカードのみを購入した人限定になっています。

物理本の表紙デザインはこちら。はいえろ(@omeme_1231)さんがデザインしてくれました。某社ロゴをイメージしたマスコットキャラクターのメルカちゃんが目印です。

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DLカードのデザインはこちら。全4種類でランダム配布になっています。それぞれ左上から「はいえろちゃん」「いっこうちゃん」「メルカちゃん」「リリカちゃん」になっています。表紙の雰囲気を残しつつ僕がデザインしました。結構気に入っています。

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それぞれそんなに多く用意している訳ではないので、購入予定の方は是非お早めに起こしいただけると幸いです。

最後に

書いてて思ったんですけど、この内容が1,000円で買えるのかなりオトクなのでは…? よろしくお願いします!!

ちなみに技術書典の機能にあるチェック数を気にしてたりするので、よかったら登録してくれると嬉しいです。

techbookfest.org

*1:ページ数が多いので原価率が高くなってしまい、ある程度売れないと赤字になるという危惧が含まれていますw